ナインボールクラシック・地上最強B級戦

平野功材 優勝

渋谷の「Cue」で新しく始まったトーナメントが、9Ball Classic(ナインボールクラッシック)だ。
96年11月23日に行われた大会は、参加総数99名。〔L7名)B4 C,Lが3と言うシングル戦だ。
ベストL賞を受賞した室住信子さん〔キングドーム)はベスト32で敗れ、同じく32 で敗れた前回のベストL賞の深澤薫さんと対戦。5−3で巨大な熊のぬいぐるみを獲得した。
大会のポスターは関東を中心に約200カ所に送られ、参加者も関東全域にわたり なかでも1番遠かった石田佳明〔前橋カリフォルニア)は、ベスト16で涙を飲んだ。

試合の方はベスト4に小山伸介〔日吉〕井原輝希〔葵〕平野功材〔キュー〕隈澤宗弘(長太郎)が勝ち上がった。   
小山ー井原戦、平野ー隈澤戦はともに井原と平野が4ー0の圧勝。
ファイナルでは、平野がいきなり1ゲーム目にフロックで9番を沈める。2ゲーム目はこれに勢いづいてか、取りきって2ー0.3ゲーム目は井原がひとつ返すが、重要な4ゲーム目になんと7番でスクラッチ。これで万事休す。この後 平野が順調に取りきって4ー1というスコアで優勝を飾った。
優勝した平野さんは、ビリヤード歴は長いのだが、約10年前に事故で右で撞けなくなってしまったそうだ。そのため左に持ち替えてずっと我慢の練習をして試合にも出たことがないため顔は売れていないが、これからは積極的に試合に出る予定だ。(この人が実行委員長だよ〜ん)

3位決定戦では、ともに完封された2人の奮起が好ゲームを生んだが、小山が4ー2で勝利。
都内ではハウストーナメントは、各ビリヤード場で頻繁に行われているが、B級以下の一般の大会は季節杯ぐらいしかなく、それだけにこの大会、これからも注目されるところだ。     

99名  B48 C40 L11

ビーマガ60号