ナインボールクラシック・チャンピオンシップ

高橋希 優勝

やっと第3回をむかえた 9BALL CLASSIC CHAMPION SHIP。締め切りを明日に控え、深澤と平野はまた頭を抱えていた。今回、実行委員会の手抜きで(と言っても平野)告知が遅かった。それでも、いく先々で口頭で伝えてあったから大丈夫だと思っていた。
しか〜し、それは甘かった。

なんと締め切り前日でエントリーが45名(!)
これじゃあ試合にならないよーと深澤が本気で怒り狂ったもんだから、実行委員会(といっても2人だけ)の必死のローラー作戦が始まった。(いつもとおなじ)

締め切りまでに集まったのが115名(A82 B29 C2 L2 )

CLASSICを始めて3年。やっと名前も知られるようになり声をかけやすくなりました。
新しく出来たお店にいきなりTELして「CLASSICのポスターを送るから店に貼ってくれ」という深澤の乱暴な営業にも理解を示してくれるし・・・心から感謝しています。

さて、試合の内容だが6セット先取りのS イルミネーション。今回これに挑んだ L は深澤とキングドームの室住だけだった。
深澤は球Q 塙に3−W, 室住は CUE 本多に4−W。2人とも1回戦を突破できなっかたので、L 賞はなし。
敢闘賞(ベストB 級賞)は予選最終までいった3人のうち1人。アレナの中野、CUEの板屋、日吉の小山。この3人は得セットで決めることにしたが、中野4,板屋4,小山3で 中野と板屋の一発ジャンケン。Wは板屋。副賞は大きく、ミニビリヤード台でした。嬉しいのはもらった瞬間だけで、板屋はどうやってもって帰るか悩んでいました。

予選がおわってみれば納得のいく顔が残った。(このBEST16の中 初顔はベストビリヤード石橋)
BEST16 戦で残念だったのが 高橋希vs大山戦。16人中、バロン組は3人。仕方ないといえば仕方ないが、同じ店同士で戦っている本人達はどうなんだろうか?これは決勝戦でも もう1度あることなんだが、見ている成岡さんは相当複雑だったらしい。

サイドポケット山根明男 青葉石川矩之 一ノ瀬仲靖之 アレナ藤田憲 ベストビリヤード石橋正則 バロン高田勝通 大山広輔  高橋望 サイドナイン逸野暢晃 CUE山下和良 サンショット関浩一 球Q塙圭介
Mr.P 長谷川邦光 プラネット巻田理郎 ネプチューン増渕亨士 新庄雄一郎
この中を抜けたのはバロンの勝と希だった。

深澤はね、今回勝がいくだろうって思っていた。ずうっと準優勝が続いていたし・・・でもね、考えてみれば望もどっかで優勝しているわけじゃないんだよね。2人とも不思議に無冠。
ファイナルを見ながら深澤は成岡さんと話をしてたんだけど「どっちが勝つとは言えないし、聞かないでくれよ〜」って、お父さんとうとうビール飲みだしちゃった。飲まずにはいられないんだろうな〜としみじみしてたら、希曰く「あれはただ自分が飲みたかっただけ!」

ファイナルは勝のペースで進んでいた。
第2ゲーム、取りきり。第3ゲーム マスワリ。第4ゲーム 取りきり。第6ゲームはOKがでたし・・・
しかし、第7ゲームから望も反撃に出て4−4,5−5.6−6と決して譲らない。2人とも淡々と球を撞いているが疲れが出た分、とばすと悔しさがにじむようになった。
6−6で迎えた第13ゲーム。望ブレイク、3イン。しかしスクラッチ。
勝 1を入れ、手玉でトラブっていた7、9を壊す。2,4,5,6,7,8にだそうとしたがネクストミス。縦バンクで8をイレにいくが入らず。しかし、9裏に8が隠れた。
望 9裏からちょっぴり見える8をコーナーにイレにいくが外す。
勝 9のために8をサイドにいくがこれがはいらず、簡単な配球にしてしまう。
望 慎重に8,9を沈める。ホッとした顔は見せるもの、勝を気遣ってか笑顔はなかった。

後日、別の球屋でこの2人に会ったときに「賞金はどうしたの?」って聞いてみた。
(貯金なんかはしないのはわかっていたけど)
「次の日には無くなっていました。(2人とも)」には不思議で「なんでー?」と聞いたら 成岡さんと大山さんの4人で******で####に使ったそうです。