ナインボールクラシック・地上最強B級戦

小山伸介 優勝

皆さんのご協力のもと96年に発足した9BALL CLASSICも4年目を迎えることができました。99年最初のCLASSICの大会は、地上最強B級戦なのですが、いきなり準備不足から始まってしまいました。それもこれも深澤がインフルエンザにかかり、10日程使い物にならなかったことに起因します。
そのお詫びというわけではないけれど、今回は1月の大会ということで、当日賞その他を随分奮発しました。

もらった人はわかっていると思いますが、今回からCLASSIC工房で作った作品を副賞として渡しました。その他、「平野賞」としてマスワリ2連発、3連発そして4連発(パーフェクト)に大枚を、協賛のWOエンタープライズから、センターショット大会の賞品とBL賞を、つかさプロからはマスワリ、ブレイク9賞を80本などなど。

大会には174名(!!)参加。B144 C15 L15
今年の大会は昨年のように雪に見舞われることなく、無事に幕が上がりました。
「来年からA級で頑張ります。」といくつかの声が届いていましたが、始まってみると知っている顔がけっこうなくなってちょっとさびしかったです。が、去る者があれば来る者もありで、今年はジョージア8人、アリス10人、オリンピア6人などの新入生組が・・・また たった1人でも参加してくれたりで、本当に嬉しい!

大会の流れはスムーズでした。途中、マスワリ2連発が出たときはさすがに騒然としました。しかも出したのは女性!本人はマグレだと謙遜していたけど、そんなことはありませんよ。ルパンの坂田夕紀さん!!

決勝進出16人はそれぞれキャリア十分。その中で一風変わっていたのが、中村清司(ビリヤード小林 B)。知っている人も多いと思うが、この人はCLASSICのスポンサーだ。普段は「つかさ一騎」のペンネームで本を書いている。名前でわかると思うが内容はもちろん競馬。その他「つかさプロダクション」としてプロになりたい女性を支援している。
球撞き歴は20年近いが3C出身で、その独特のプレースタイルは、対戦相手の調子を確実に破壊していく。この配球から9を狙いにいくか?という配球でもいくんだよ、これが。しかも笑いながら。
ちゃんとマスワリもだせるのに、ほとんどがキャノン、コンビ、キスを多用してゲームをモノにしていく。本人曰く「こっちの方が早いだろ?9を狙ったほうが面白いだろ。おれは変なおじさんでいいんだよ!」

ファイナルに進んだのは小山(日吉 B)と瀬尾(プレイランド B)だ。この時間になると皆帰っちゃうけど熱い戦いだったよ。
B級は4セットと設定しているけど、全体のレベルが上がっているだけに4セットは切ない。もうすこし何とかならないかなーなんて考えているうちに3ー3になってた!
最終第7ゲームは小山のブレイクから。1つ、1つ落としていく小山。それを見つめる瀬尾。
そして9.何度もキューをしごいて自分を落ち着かせようとしているのか。ゆっくりかまえて狙いを定める。9がポケットに沈む。
小山伸介 念願の優勝だ。
(後から聞いた話だけど、この2週間後にマスワリ5連発達成だとさ!!)



174名  B144  C15  L15


ビーマガ85号