ナインボールクラシック・チャンピオンシップ

勝ち方を教えてやる!


今回のクラシックは今までと違うのヨ。
それはね、告知の時間が足らなかった分(仕事が遅いから)最初から個人攻撃に出たの。それも〆切りの五日前から。
今までの平野と深澤のデータとコネクションを最大限に使ってTEL攻撃にしました。そのせいもあってA級102名、B級(L含)39名、合計141名の試合となりました。
でもやっぱり2日前から徹夜、前日にトーナメント表を組むという仕事の遅さでした。これについては深澤が実行委員長を正座させて朝まで説教しておいたから。

トーナメント表を組みながら深澤は、このメンバーなら北朝鮮も敵じゃないなと、心底思った。(矢野がいる限りテポドンも恐くない。後ろには干場(大)が控えている。いざとなったらバロン全員を空から投げ入れてやる。)
この中から16名だけが決勝に進めるのだけど絞るのがもったいない。

今回は荒れた。予選では、第一回優勝塙圭介、第二回優勝長谷川邦光、第四回優勝梶川大志、納涼肝試し第一回優勝の山下和良がまさかの敗退。
更に、ビッグバンカップ二連覇の内野勉、去年のアストロオープン優勝の渡部純、ハスラーオープン優勝の森高規、14-1優勝の木下和人、何個優勝したかわからない木菱健二、そして球聖位の矢野裕一もびっくりの予選落ち。
この名だたるSAを蹴落として大金星だったのが、CUE平田基憲。本業コックさんの平田君は仕事の関係で二年球撞きをお休み、半年前に復活した無名の新人さん。彼は予選最終で梶川をW-4で退け、決勝進出。
一回戦梶川と対戦した深澤は30分ももたなかっただけに、本部の仕事もしないで試合を見てました。
もう一人の新人さんはナビーの平沢さん。彼は森高規、浅井利資(Mr.P)を破って進出。
おとなしい感じなのだが、気持ちのいい球撞きを見せてくれました。

ベスト4に上がったのはバロン3人と花の山田さん。本部では4人ともバロンだったらじゃんけんだと無責任に言っていました。でもまさかここまで
大山さんが一番乗り、すぐ成岡さん、そして希。3人の見守る中、カツvs山田戦の行方は。カツ4−山田6で迎えた11セット目、山田さんがローボールを入れて手玉を回そうとした所、手玉が9番を直撃。あっけなく勝負がついてしまった。
準決勝は成岡vs大山、希vs山田。
成岡さんを見ていたら対戦相手の目じゃないんだヨ。もう深澤は成岡さんとこに嫁にいってもいい位好きになった。(写真4)
その反対に気合が入っていたのが山田。なんか珍しくくやしそうな顔したりするの。(後で訳聞いてわかったけど)

今回からクラシックはバージョンアップしたぞ!
決勝戦はレフリーに原口プロを迎え、更に試合の流れはビデオで完全撮影。
素晴らしい!!
(ってことで試し撮りした希vs山田戦、決勝の成岡vs山田戦ビデオが見たい人はクラシックまで)

試合は成岡のペースで進む。山田はポジション取りに苦労しているようでなかなか次の球につながらない。そして成岡が難球をキメたりセットをモノにするとおこる大歓声に少しいらいらしている様子。
成岡5−山田2で迎えた第8ゲームから山田は息を吹き返した。マスワリ二連発を含む四連取で逆にリーチをかけた。
第12ゲーム山田のブレイクはノーイン。これを成岡ウラマス。うひょーフルセットだ。

第13ゲーム。哲の組んだラックを成岡がブレイクする。これが実に気合の入ったブレイクで1番2番4番イン。しかも出来てる配球なのヨー。なのに3番から5番に少し足りない。遠くから希たちが心配そうに観ている。(写真7、8)
成岡これをセーフティーする。山田もセーフティー返し。しかしこれが痛恨のセーフティーミス。
なーんか怪しいところがあったけど成岡が取りきり、優勝。

それでねー山田さんの熱かったワケはねー。
賞金取ってUS・OPENに行きたかったんだって(US・OPENの旅費の足しね、つまり)おみやげ買ってきてね。

成岡さんの試合のスコアを取っていると希がうしろで解説してくれるんだけど、これが、
「素晴らしい当てイチ」とか
「これが敬老の日ショット」ばっか。

カツにしても希にしても秀にしても圭介にしても静かなのは試合しているときだけ。こんなのをまとめてる成岡さんは本当にオトナに違いない。



A級102名、B級(L含)39名、合計141名


ビーマガ90号