ナインボールクラシック・オープン・照屋寛紀杯

2000/5/21

優勝 ベスト4

9BALL CLASSIC OPEN 「照屋寛紀杯」
開催日     2000/5月21日 渋谷 CUEにて
エントリー数  131名(P27 A88 B13 L2)

主催      WOエンタープライズ
主幹      9BALL CLASSIC 実行委員会
協賛      つかさプロダクション
        (株)コスモ
        沖縄ポケットビリヤード連盟有志
協力      JPBA
後援      (株)南雲ビル
公認 NBA

今回で2回目になる9BALL CLASSIC OPEN「照屋寛紀杯」が5月21日に渋谷のCUEで開催された。
この大会は若くして世を去った照屋プロの名前を残すために、CLASSICとWOエンタープライズが協力して照屋プロの1周忌から始まった。
手探りで大会を作っているために去年とは違う内容になったがNBA,JPBAの協力を得て130人もの人が集まってくれた。
6セット先取りWイルミで64人選出、BEST16から7セット先取りの試合にP27,A88,B13,L2が挑んだ。

第1回優勝の白岩、今大会はプロとして参加の銘苅、渋谷育ちの横田、立花、関川、森野、トップアマの西嶋
、梶川が集まり内容的にも十分な大会となった。また、前回はBCAのために不参加だった奥村やロサリオも顔を見せてくれた。

BEST16に残ったのは白岩、仲、逸野、浦岡、矢花、菅原、関川、森野、奥村。アマはDONDON(ベスト)向井(ネクスト)仲宗根、梶川(タツミ)寄井田(CPBA)北本(長太郎)藤原(サイドポケット)
この強豪からファイナルに進んだのが逸野と菅原。逸野は唯一残ったアマ仲宗根をW-2で押さえ、かたや菅原は奥村というビッグネームをヒルヒルで破り、充分優勝を意識している。この2人は32期の同期。ともに優勝経験がないだけにそれがどう影響するか。

寄井田、奥村と厳しい相手を下して勝ち上がった菅原はややアバウトなネクストを素晴らしいイレでカバーしミスがミスにならない。
対する逸野は仲宗根にほとんど球を触らせない試合展開を見せたが何を意識したのだろう。不自然な堅さを見せ始める。焦る逸野が自分を苦しめるなか、菅原はどんどん引き離しにかかる。そしてリーチ。
菅原のブレイクはノーイン。逸野はこれを何とかしのいで4−6と詰め寄るが、続くブレイクをノーインで万事休す。慎重にウラマスを決めた菅原がプロ初勝利をあげた。(文責 9BALL CLASSIC 深澤 薫)

エピソード1
当日、横田プロに密着取材が!!これはスカパーの取材で放送は衛星で9月予定。
(これをうまく丸め込んでファイナルを撮影のプロに撮ってもらった。)

エピソード2
予選最終、田口プロX 関川プロ。
この2人の試合を見ようと沢山のギャラリーが台を囲んでいた。(特に田口プロのブレイクを)
よりによってその田口プロのブレイクが勢いよすぎ(?)でキューがすっぽぬけ、正面でみていたギャラリーに突き刺さった。思いっきり焦った田口プロは手玉を取って関川プロに渡してしまった。
(手玉は飛び出しておらず唯キューがすっぽ抜けただけなのだが、びっくりしてファールと勘違いしたらしい。)

エピソード3
奥村プロX 北本の第1セットを取った奥村プロが相手にスコアを入れてしまい無効に。しかし、その後7連取し、7先で8連取をした。

エピソード4
ベストアマ賞は照屋プロを知る沖縄県の有志が用意してくれた「沖縄往復チケット」。(照屋プロの故郷を見て欲しいという理由から)
前回は銘苅プロ(当時はアマ)が受賞し沖縄に里帰りしたが、今回も沖縄出身の仲宗根が受賞した。
来年も沖縄出身が受賞するのだろうか?

エピソード5
当日の本部の合言葉「今日中に終わらせる」
JPBAの規定により試合日程を2日から1日に変更になったため、強行スケジュールに。
10時半の開会式から始まって菅原Pにトロフィーを渡したのは深夜1時だった。大応援団ベスト8。試合前のにこやかな表情。